地域農業×自分発掘

想像を遥かに超える北海道の大規模農業での農作業と全国各地から集まる仲間や農業従事者の方と対話を続ける自分発掘ワークを組み合わせたインターン。北海道十勝で2000年から開催し、これまで1,500名以上の若者を迎え入れ、参加した若者の今後の人生に大きな影響を与えてきました。

2つのプログラム

インターンは2つのプログラムを用意しています。昼間は農作業、夜は対話セッションの流れは変わりませんが、夜の対話セッションのコンセプトが異なり、興味があるプログラムが選択できます。開催される時期によって、作物が変わるのもポイントです。  

ネイチャーダイブプログラム

夜のセッションでは、グループに分かれ多様な仲間との対話を行います。仕事に対して、共同生活に対して自分がどうあり続けるのかを宣言し、その行動や考えを仲間に伝えフィードバックをもらうことを繰り返すことで「鍛えられた自分軸」を発見するプログラムです。 
↓プログラムの動画です

アグリダイブプログラム

夜のセッションでは、先進的な農業経営を実践する農業者、農業関連企業の方の話を聞き、「農業に対する自分のキャリアスタイルを確立」を目指すプログラムです。

一般的なインターンとの違い

 
  一般的なインターン 本プログラム
学ぶこと 農作業の知識やスキル 自己や農業に対するキャリアの発掘
(取り組み方、関わり方)
サポーター 特定の農業者 多様な農業経営者
行政・農協など農業関連
人事・人材開発コンサルタント
場所 本州
(小規模経営で
農業スタイルが似ている)
北海道十勝帯広
(農業を中心とした地域産業
経営規模、販売方法、関わりなど
多様な農業スタイルの共存)

協力農家・企業(一部抜粋して紹介します)

前田農産食品株式会社

約120haの面積で小麦、甜菜、ポップコーン等を生産する畑作の農業法人です。国内初、小麦とポップコーン生産において、グローバルGAPを取得。小麦は自社ブランド、生産者の顔の見える小麦粉として、全国のベーカリーや菓子店に直接販売。2013年にポップコーン栽培を開始、生産から加工販売までを行い、2017年国内初となる電子レンジ専用商品「北海道十勝ポップコーン」を開発。これまでに北海道知事賞、農林水産省食料産業局長賞を受賞。2019年には、十勝ほんべつ・ひまわり迷路を開催。最新のGPSトラクターで、地元の学生たちがデザインした迷路を畑に造成しました。迷路として楽しんだ後は種子を収穫し、食用として販売。

十勝しんむら牧場

北海道十勝の上士幌町で放牧酪農を営みながら、乳製品製造、飲食店を経営しています。多様性のある生きた土から、健康な草、牛を基本に永続的な循環型農業を実践しています。代表商品は、ミルクジャム、クロテッドクリームなど。牧場内のカフェでは、牛や豚やヤギを見ながらゆっくりとした時間を楽しめます。ハーレーと矢沢永吉が好きな二児の父。

満寿屋商店

地元十勝産の小麦だけを使い体に優しいパンを提供し地元客に愛され続けているパン屋を経営。十勝に6店舗、東京に1店舗を構える。十勝産は小麦だけでなく、水、牛乳、バター、チーズ、卵やジャガイモも地元で獲れたものを使用。地元農家と共存共栄を図り、地域の発展に貢献し続けるパン屋。
 

主催者代表より

もう20年以上も前のこととなりました。帯広市の方や農協さんや農家の方々にこの企画を初めてご相談したとき、良い反応は返ってきませんでした。

「興味本位で農業を考えてもらっては困る」
「北海道への憧れだけで来られても迷惑だ」
「最近の若者は辛抱することを知らないから無理だ」
「収穫期は戦争なんだ」

それでも諦めることなく交渉を続けました。
それは、この農業インターンシップを望んでいる(必要としている)若者たちが存在することを私たちは確信していたからです。
とはいえ、受け入れてくださる農家さんのことを考えると、生半可な気持ちではこのプロジェクトは進められないのだと痛いほど感じさせられました。

そして、実施にあたり次の4つを心に誓いました。
・農家の方にとって役に立つ、且つ負担の少ないインターンシップとすること
・確実に実行できる人数で行うこと(あてにしていたのに人が来ない、ということは絶対にしない)
・最低でも10年間は続けること
・農協さん、帯広市の協力を取り付けられることを条件とすること

結果的には関係各位からの多大なるご協力を頂くことができ、第1回【2000年】31人/受け入れ農家16戸から始まり、今では年間参加者100人以上/受け入れ農家60戸以上と、年を追うごとに出会いふれ合いの輪は広がり通算参加者は1,600名を超えます。

「若い人たちがこんなに真面目で、こんなに真剣になってくれるとは思わなかった」
「10年と言わず、ずっとやって欲しい」
「来てくれる期間を延ばしてほしい」

…と、農家の方々から嬉しい声をたくさん頂くようにもなりました。
もちろん、参加した学生達にとって成長の場となったことは言うまでもありません。

そんな声もあり、2000年当時に学生事務局として立ち上げに携わった山内がTASUKIを起業して事業を引き継ぎ、現在では20年以上を超えて継続しています。
決して気をゆるめることなく初心を忘れることなく1年1年を新たな気持ちで参加者を募集したいと思います。

「自然と、そして働くということと真剣に向き合い、自らの力を120%発揮して、素晴らしい出会いと感動を得る」この最高の機会(チャンス)に是非チャレンジして下さい。

TASUKI有限事業組合 代表理事 山内一成
 

参加の流れ

1.ガイダンス
事務局よりプログラム詳細を説明します。質問相談などは遠慮なく聞いてください。
(原則、zoom等のオンライン通話で実施します。)

2.事前課題の提出
参加意思を決めたら、事前課題に取り組んでいただきます。
※応募多数の場合は課題の先着順および内容にて選考します。

3.参加確定連絡・参加準備
事務局より参加確定の連絡をします。その後、交通機関の手配や農作業着の用意など必要な準備を行っていただきます。
※必要な準備物リストをお渡しします。

4.プログラムスタート
十勝帯広にてあなたをお待ちしています!.

※こちらからガイダンス説明の動画を閲覧していただくことも可能です。
ネイチャーダイブプログラム


アグリダイブプログラム

日程・ガイダンス

ネイチャーダイブ日程

毎年、8月中旬~9月下旬まで2週間を複数回開催しています。

【開 催 地】北海道帯広市
【募集人数】各回25名程度 
【対 象 者】農作業が出来る健康な方(目安18~35歳位まで) 
【参 加 費】
・期間中のプログラム参加費は全て無料です。(現地での移動費・宿泊費・食費・保険料・研修費を含みます)
・現地集合、現地解散です。

アグリダイブ日程

毎年、3月上旬、ゴールデンウイーク、11月上旬を目安に開催をしています。

【開 催 地】北海道帯広市
【募集人数】10~15名程度 
【対 象 者】農作業が出来る健康な方(目安18~35歳位まで) 
【参 加 費】
・期間中のプログラム参加費は全て無料です。(現地での移動費・宿泊費・食費・保険料・研修費を含みます)
・現地集合、現地解散です。

申込みについて

こちらのフォームからご応募やお問合せをお願いします。

会社概要

会社名 TASUKI有限責任事業組合
所在地 本店:北海道帯広市
代表者 山内一成
設立日 2016年4月5日
従業員数 4名 ほか、提携パートナー多数
お問い合わせ tasukillp@gmail.com
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