参加者の声

ネイチャーダイブプログラム 第十九期生 堀部秀志さん(写真一番右)

①本プログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか。

このプログラムに参加した元々の目的は、農業を体験することでした。ですが、このプログラムを終えた今としては、農業よりも、共同生活の方が自分に大きな影響を与えてくれたと思います。


②プログラムを通して学んだことを教えてください。

改めて、仲間の重要性を学ぶことができました。プログラムに参加する前までは、大勢の知らない人たちと2週間も共同生活をするということに、強く不安を感じていました。人と関わることが嫌いというわけではないのですが、自分一人の時間が少ないとストレスが溜まってしまうので、自分が四六時中知らない人と一緒に過ごすことができるのか想像がつかなかったんです。実際、最初の数日間は、いつもと環境や生活リズムが大きく違うこともあり、疲労やストレスが少し溜まっていました。しかし、何日か経つと、メンバーの性格や、参加への思いなどがわかってくるようになり、徐々に、仲間の深い部分に興味を持ち始めたんです。夜の振り返りミーティングで、その人がどのような自分軸を見つけたいのかを知るための質問をしたり、ミーティングの時間で知れなかったことがあれば、自分の時間を使ってメンバーと話したりするようにしました。その結果、2週間後には、1週間では辿り着くことのできなかった深い関係を仲間と築けたのではないかと思っています。出身も、年齢も、性格も違う複数人が集まり、お互いがそれを受け入れあうことで、信頼が生まれ、大きな壁も超えられることを実感できました。


③プログラムでの学びを、これからどのように生かしていきますか。

私は将来、飲食店経営者兼料理人を目指しています。自分のお店を持ち、良きリーダーになれるよう、これからどのような行動を取っていけばよいか考えることができました。

プログラム中の自分のありたい姿として、前半は「傾聴的人間」、後半は「動く絵画」と設定していました。両方とも優れたリーダーをイメージしています。それを踏まえ、今考えている最終的な自分の軸は「今の自分の行動に自分がついていきたいかどうか」です。自分のリーダーとしての行動を、部下の立場になって考えたとき、その行動についていきたいかどうかで自分の振る舞いの良し悪しを判断するということです。高校生のとき部活動で部長を任されていたのですが、その当時の私は周りの意見に流されるまま行動していて、部長として全く役に立てていませんでした。部長である自分に、今の自分が部員だったら、全くついていきたくありません。一度決めた意見をころころ変えてしまうような人は信頼できないと思います。今後は、自分の行った行動を振り返ったり、これから行う行動を想像してみたりして、それに自分がついていきたいかどうかを考えるようにします。そうすることで、自然とリーダーに相応しい行動をとれるようになっていきたいです!

ネイチャーダイブプログラム 第十九期生 奴賀 葵(写真一番右)

①本プログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか。 

農業を体験してみたいという気持ちと、何のしがらみもなく本音で話せる友達が欲しいという気持ちからです。プログラムでの二週間を通して、私はどちらの目標も達成できたと思っています。

実は私は、応募した時は「やってやるぞ」という前のめりな気持ちで満ち溢れていましたが、実際に北海道に行って参加者と初めて顔を合わせた時にはとても緊張していました。いつも何かを始めようとする時、わくわくする気持ちはあるのですが、実際にそれを実行する勇気は持てていないのです。今回も、いつものように自分の知らない新しい世界に恐れて何もできなくなってしまうのでは、と思っていました。しかし、参加者のきらきらした目と言葉が、そんな私の心の”殻”を破ってくれました。不安を感じている様子の人はほとんどおらず、前向きに今の状況を楽しんでいる人ばかりでした。ある参加者に、「ここでの生活を楽しまないともったいない」と言われ、衝撃を受けました。もったいないという発想は私にはなかったからです。その言葉につられて、私も皆とコミュニケーションをとりながら共同生活を楽しむことができました。

 

②プログラムを通して学んだことを教えてください。

“一生ものの出会い”ができました。このプログラムの目的の一つは、グループ活動を通して一日の自分を振り返り、自分の在り方、つまりどんな人間でいたいかを探すことです。始まる前の私は、初めて出会った人に自分を開示しても意味はないし、学生同士で深め合って良い答えは出るのだろうかと少し懐疑的でした。その疑問のすべてが覆ったわけではありませんが、仲間からフィードバックをもらった時、自分の知らない自分を知ることができ、話し合いの意義を実感しました。共同生活なので、辛いことも楽しいことも常に誰かと共有できる環境です。距離が近すぎる分しんどいと感じる時も正直ありましたが、たくさん考え、たくさんの人と関わり、がむしゃらに頑張った二週間となりました。ここで得た”一生ものの出会い”を、これからも大切にしていきたいです。

また、農業の喜びや楽しさ、苦しさを感じることができました。初めて体験する農業には、私が思い描いていたものとは違うところがたくさんありました。農業は意外と効率重視で、ひたすら機械的に大根やジャガイモを収穫していたんです。しかし一方で、農家さんが「今年の大根は小さいなあ」と頭を悩ませたり、「このジャガイモはおいしいんだよ」と笑顔で収穫したりと、ほっこりする場面もありました。野菜には農家さんのたくさんの愛情と誇りが詰まっているのだと実感できました。私が体験したのは、大根やジャガイモの収穫です。取れたての農作物は、泥にまみれて土臭いにおいがします。自分の手で収穫した野菜が誰かの元に届いていると思うと、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。初めての農業体験は、私の中で大きな財産になったと思います。

 

③プログラムでの学びを、これからどのように生かしていきますか。

小さな勇気をもって大きな一歩を踏み出したいと思います。二週間でたくさんの出会いを経験しました。ずっと自分の心の”殻”に閉じこもるのは楽だけど、ほんの少しの勇気を出して”殻”を破ることができれば、世界は大きく変わる。社会で生きていく中で、私が大切にしたいのは、何度も”殻”を破ることです。新しいことに挑戦する時、乗り越えられそうにない壁にぶつかった時、自分の”殻”に閉じこもらずに、迷わず初めの一歩を踏み出したいと思います。本プログラムを通して、何かをする時に不安なのは初めの一瞬で、その一瞬を少しの勇気で乗り越えることができたら、さらに飛躍できることに気づきました。これから、小さな勇気をもって大きな一歩を踏み出すことで成長し続けたいと思います!

ネイチャーダイブプログラム 第十九期生 辻 光明(写真下)

①本プログラムに参加しようと思ったきっかけは何ですか。

二つの考えが応募のきっかけにあります。一つめが、生活に欠かせない農作物について知らないことが多く危機感をもったことです。農作物がどこで誰がどのような思いで作って食卓に届くのか、身をもって学びたいと考えました。私は現在、大学の授業が無い日には非常勤として監査法人で働いています。日本人のほとんどは私と同じく第三次産業で働いたり、ものづくりを含む第二次産業で働いていたり、自分たちの生活に直結する第一次産業に関わる人は減少傾向です。世の中で叫ばれている農業の担い手不足の問題や農業の経済性に関する現状などについて考える機会になればと思いました。

二つめが、世の中には多様な働き方があることについて学びたいと思ったことです。一つの仕事だけを続けていると、今の状態が当たり前だと思ってしまい仕事の素晴らしいところ改善すべきところが、見えなくなってしまいます。周りの人が気づかないことに気づけるようになったり、喜びを感じないところで喜びを感じたり、面白さを感じないところで面白いと感じたりできるようになりたいと考えました。

 

②プログラムを通して学んだことを教えてください。

農業の問題について考える際のメディアとの関わり方について、視野を広げることができました。例えば、農協の役割の重要性です。テレビや新聞のニュースを介してできあがっていた農協に対するイメージは、決して良いものではありませんでした。農業のルールを決めている農協は、農業のあり方を変えようとしている農家にとって障壁であり、悪者であると。しかしそのような考えを持つ農家は極めて少なく、国の食料自給を支えている大多数の農家や農村にとって、無くてはならない機能を果たしていることを知りました。
 また、便利になった現代社会に起こりうるリスクについても考える機会となりました。本プログラム中、地震が起き人生で初めて停電を経験しました。コンビニや酒屋さんに行ったとき、電子決済が使えなかったのです。現金は、脱税をする人ではない限り必要ではないという持論を持っていました。しかしこの経験を通じて、キャッシュレス化が進んだ未来について考えさせられました。電子機器が使えない世の中で、どのように信用を獲得するかなど、思考を深めることができました。
 

③プログラムでの学びを、これからどのように生かしていきますか。

私は将来、自分がワクワクすることや自分が大好きな仕事を熱く語れる”変態おじさん”になりたいです。そんな人の話は聞いている側も胸が熱くなって面白いし応援したくなる。そしてなにより最高にかっこいいと思うからです。プログラム中に出会った農家の皆さんも、とても輝いていてエネルギーをもらいました。

私は現在、会計士の登録を目指して勉強に励んでいます。将来的に私が得意な会計や税務の分野で、夢を持つ人たちを全力で支援する仕事をしたいです。これから自分が目指すおじさん像に近づけるよう、自分の納得のいく働き方を模索しながら、広い視野を持って目の前のことに一生懸命に取り組んでいこうと思います!

農業インターンシップ 第十七期生 開田明日香さん

私は「北海道が好きなこと」と
「自然が好きで昔から農業に興味があったこと」から
このインターンシップに興味を持ちました。

ネイチャーダイブプログラムは、
自分にぴったりな内容だと思いました。
正直、応募した時はすごく軽い気持ちです。
何か成し遂げようという気持ちはあまりありませんでした。

今ではインターンに参加してよかったと、素直にそう感じています。
たった2週間でしたが、普段は出来ない農業を経験し、
仲間と笑い合い語り合った日々を過ごし、
一生忘れない時間を過ごすことが出来ました。

私がインターンを通じて一番に得たことは「人」だと思います。
日本全国に、本気で語り合える仲間が出来たこと。
帯広に、帰る場所が出来たこと。
実際にインターン参加した後、何度も帯広を訪れています。
北海道好きとして、これは嬉しいです。笑
インターン後も深く関わることの出来る人たちに出会えました。

もし迷っている方がいるなら、とりあえずやっちゃったほうがいいです。
このインターンシップだけでなく、何事も、です。
学生の期間は短いので、ちょっとでも興味があれば積極的にやってみてほしいです。

そこから何か次に繋がるヒントは見えてきます。

農業インターンシップ第十八期生  増田哲也さん(写真右)

大学入学後の1年間を過ごすなかで、大学生活では自ら進んでアクションを起こさなければ何も変わらないという事を痛感していました。
そんな時に見つけたこのプログラムのホームページにあった「一生忘れられない夏」という言葉に惹かれ、自ら何かしらの行動を起こさなければならないと強く感じ、プログラムへ参加しました。

結果…とにかく濃い2週間でした!
俗に言う「意識高い系」ではなく、人生において明確な目標を持って過ごし、それに向け日々努力を重ねている、本当の意味で意識の高い仲間をたくさん得られた事が何よりも有意義だったと思います。
特にプログラム中に毎晩行われるミーティングを通じて、自分一人で考えるだけでは気づけなかった自らの新たな性質や一面に気づくことができました。
そこから自分に足りていないもの・課題を改めて洗い出し、これからの人生を歩んでいく上での新たな「有り様(ありよう)」を設定することができました。

参加を迷っている人の中には、現状に「何か」漠然とした不安を抱いている人が多いと思います。
このプログラムへの参加だけで人生を180°劇的に変化させることは難しいですが、その「何か」を見つけ出し、人生に充実感を与えるきっかけになる事は間違いないので、ぜひ参加してみてください!

農業インターンシップ 第十八期生 寺尾匡史さん

友人に人生が変わるインターンシップがあると言われ興味を持ちました。
ガイダンスに参加して、自然と関わりながら、自分についてよく知れることを魅力に思い参加を決意しました。

実際に参加して共同生活を送る中で、食べるものを作ることの難しさや苦労を学びました。
夜のミーティングでは他の人から自分について質問されることで、気づいてなかった自分の弱みや強みがハッキリしました。
こうした問いかけの重要性について知れたことが1番の収穫でした。問いかけをすることで納得して行動することができるとわかりました。 

大変なこともあるとは思うけど、参加することで様々な出会いや経験が得れると思います。迷っているのであれば、是非参加してみてほしいと思います。

農業インターンシップ第十二期生 今村 裕也さん

農業インターンシップがこんなに得ることが多いものになるとは思ってもいませんでした。
私が農業インターンシップに参加しようと思ったきっかけは2つでした。
まず広大な土地で農作業をしたいと思ったから。次に参加する学生がどのような人達で、農業に対しどのような思いを持っているのかを知りたかったからです。

実際にインターンシップに参加して、見ず知らずの私を迎えてくれた農家の方、全国から集まった学生と過ごした2週間は、濃い時間となりました。
農作業の大変さや農家の方が農業にかける思いをしれたことに加え、作業後のミーティングでは毎日沢山の議題に真剣に取り組み、私の気付きだけでなく、他の人と意見交換を行うことで、客観的に物事を捉えることができるようになりました。

最初は旅行気分で参加したと本音を後で語っていた同期もおりますが、みんな最初に参加した理由・目的に加えてプラスαで得るものがあったと思います。

本気でぶつかり取り組んだインターンシップ。
知り合った人達は家族のようなもので、農家の方とは年に一回東京で食事をしています。
同期との集まりでは、参加してできた目標に近づいたか今でも話したりします。
きっと参加しようと思っている学生さんも、私と同じように参加することで沢山の気付きを体験し、また参加後は新たな気持ちでスタートをきることになるはずです。

この2週間で大きく成長できることは間違いありません。
きっと一生の糧となります。
2週間本気でぶつかったもののみが得ることのできる体験。
本気でやりたい、私が言っていることを体験して自分も共感したいと思っている人は、
ぜひ一歩踏み出して参加してください。

最後に農業インターンシップを作るのはあなた次第です。
沢山の人と最高のインターンシップを作り上げてください。

農業インターンシップ第十二期生 今村 裕也

農業インターンシップ 第一期生 鈴木雅子さん

友田さんのおじいちゃんと一緒に芝刈りをしました。
おじいちゃんのお話しを聞いて思いました。
こんな素晴らしい方々が日本を築いてきたんだ・・・。
日本人であることを誇りに思いました。

農業を通して考えたことはあまりにも多すぎました。

北海道が大きいから、空気が澄んでいるから、
食べ物がおいしいから、時間の流れがゆっくりだから、
人があったかいから。

だから、優しい心になれました。

作業はきつかったです。あたりまえです。
雨の日も、風の日も、農家さんは決して休みません。
一所懸命、一所懸命、ジャガイモを作っているのです。

そんなに一所懸命な農家さんを見ていたら、
頑張って、作業するしかないでしょう?

お母さんが、小さい頃、いつも言っていました。
『お百姓さんが、汗水たらして作った食べ物なんだから、
 残さず、全部食べなさい。』

これは、りんご屋さんの娘だった、うちのお母さんの言葉。
そして、このジャガイモの話は、私の言葉。

あなたは、あなたの言葉を持っていますか?

ワタミ農業インターンシップ
是非、参加して下さい。
きっと、新しいあなたに出会うことができるはずです。

ワタミ農業インターンシップ第一期生 鈴木 雅子

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